ブイヤベース試食会を終えて

今年8月から関わらせて頂いた、南フランスにあるマルセイユの伝統的な魚料理であるブイヤベースを世界文化遺産にするというプロジェクトの、日本での試食イベントが12月7日木曜日に無事終了致しました。

ご参加頂いた皆様からも、たくさんのレポートがX(旧Twitter)に、#lechallengebouillabaisse というハッシュタグを付けて投稿されておりますので、そちらも是非御覧くださいませ。

こちらでは、運営側として取り組んできたこぼれ話と言いますか、中の人としての声を届けてみたいと考えております。

8月にこのお話を頂き、3ヶ月半程度しかない準備期間ですべての手配をしなければならないということもあり、すぐに会場探しやイベント・コラボをいただけるレストラン探しなどを、さまざまな角度で考えて連絡を取り始めました。しかし、これがなかなか決まらないでいたのですが、、、最後にようやくレストランKIGI様(今回ご協力頂いたレストラン)に快諾して頂き、準備を始めることが出来たのです。

食材についても、メインとなるものはすべてフランスから直輸入をしており、この現地からの発送や輸入通関といった部分でも、当日まではハラハラ・ドキドキの連続でした。

まず最初に今回利用するスパイス類が、9月の時点で弊社に届きました。
そこは全く問題なく輸入が完了しホッとしておりました。

次に届いたのはシャンパンで、こちらもフランスからの直輸入でした。
ある日の昼間にフランスの携帯番号から、携帯電話に着信があり出てみると、シャンパンのメーカーの担当者からでした。発送に関することの打ち合わせをしたいとのことで、冷や汗が。。。搬入時間なども予め連絡していたのですが、上手く伝わってない等小さなハプニングも起こりましたが、こちらは何とか大きな問題にもならず事なきを得ました。

問題は、それ以外のものでした。

なんと、現地レストラン側で食材等を依頼している業者のひとつが、発送先を会場のレストランではなく弊社住所宛に指定していたのです。「まずいぞ!こんな大量のものが届いたら、それらを自分らが会場へ搬入しなければならない」と再び冷や汗。なんとか、フランス側の業者に最終届け地の住所を変更して欲しいとの連絡を入れ、既に作成された発送伝票を新たに作り直し無事に届けられたものが、会場で皆様に飲んで頂いたお水です。

そして、私達を一番ドキドキさせたのは、当日のメインディッシュとなるお魚さん達です。これも、前日段階で日本の輸入業者から連絡が入り、「食材の一部が、書類の不備で通関が通らない恐れがあります」とのこと。もう、前日の段階で何を言いますか!!と内心。こんなことってあるのかと信じられないくらい色々なことが起こり、それはもう胃が痛かったです。

一方、同時進行でフランスチームが、日本へ出発しイベント前日の朝に到着しました。

午後2時頃に会場となるレストランの下見のために訪問し、そこでLe Caranque Bleueのオーナーであるイバン氏と会い、そこで初めて通関の問題で食材が届かない恐れがあることを伝えました。そして対応策を考えながら、当日を迎えることとなったのです。

当日は、午前10時半頃に会場入りをしたのですが、その時点でも、まだ輸入許可がおりるかどうかわからずイバン氏達と話をしていたところ、やっと通関業者から連絡が入り、無事に輸入許可がおりたとのことで、11時過ぎには会場に搬入できそうとのことでした。

そして、まだかまだかと待ち構えている最中、無事に納品業者がレストランにお魚達を届けてくれたのです。私達もシェフたちと一緒に、ついに納入された魚やその他食材を検品し、一同で、やったー! と大喜び。その後、ようやく仕込みを開始することが出来たのです。

また、イベントの前日は、来日したすべての参加者で前夜祭でした。

その時に、全スタッフの紹介、VIPゲストの紹介などありました。

国連ニューヨークでフランスのために働いているザビエル氏、そしてフランス大統領付きのフランス料理を世界に知ってもらうという立場にいる、ゴメス・ギローム氏(MOFフランス最高勲章を当時最年少で得た人で、フランス料理界では知らない人がいないそう)とも、たくさんお話をさせていただく機会がありました。

当日は朝から、総動員で仕込みやテーブルセッティング。

テーブルのセッティング風景


まずはテーブル配置を、今回のイベントの特別仕様に全て配置換えをした後に、キッチンでは、シェフが輸入した食材の確認、スープを作る人やパンにガーリックの効いたスパイスのペーストを塗る人など、皆ものすごくテキパキとした動きで、どんどん準備が進んでいきます。


途中で、レストランKIGIさんのシェフに「なにか参考になりそうですか?」と聞いてみたところ、「あまりにも動きが早くて。。。やり方も全然違います」と驚いていました。もともとKIGIさんでは、日本料理を提供されている為、スタイルも全然違うそう。

さて、仕込みも一段落したところで一旦ランチ休憩。スタッフの全員がホテルに戻り、身支度を整えて、夕方再集合。ここでようやく、参加する皆さまをお迎えする最終段階となりました。

テーブルの上に、エプロンやメニュー等をセッティングしていき、そしてMCをする場所での、音のチェックや映像チェック。

スピーチ内容の通訳との打ち合わせなどを入念に行い、午後6時に開場となりました。

オープニングセレモニーで、ザビエル氏がメインMCとなり進行していきます。そして、フランスのレストランLe Caranque Bleueのイバン氏の話があり、乾杯と続いてお料理の提供が始まりました。


各テーブルでは、参加者の皆様が楽しんでいる様子が伺えました。

そして私達も、テーブルについて一緒に料理を楽ませていただきました。テーブルでは、ゴメス氏、旧マルセイユ領事と相席させていただき、やはり楽しいひと時を過ごすことが出来ました。

以下、提供されたお食事の写真です。


イベントも終盤、全スタッフの紹介、そして食後酒の提供がされて終了となりました。

スタッフ紹介時の写真


お見送りの際に、皆様が満足されて帰られるのを見て、
それまでの苦労も全て吹き飛んでいきました。

改めてこのような機会を頂き、誠にありがとうございました。
この場をお借りして御礼申し上げます。

それでは、またお会いできる日まで。

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